KDDIとBroadcom、AI通信省電力化を共同検証 27日展示

KDDIは2026年10月22日、米半導体大手Broadcomとのネットワークインフラ技術に関する提携を発表した。両社は同日から、AIデータセンターでGPU同士を接続するネットワークに光電融合技術を導入する共同検証を開始。10月27日と28日に高輪で開催する「KDDI SUMMIT 2026」で関連技術を展示する。狙いは、大規模なAI学習・推論に必要な高速通信を維持しながら、ネットワーク機器の電力負荷を抑えることだ。
GPU間通信に「CPO」を採用
今回の検証で使うのは「Co-Packaged Optics(CPO)」と呼ばれる技術。ネットワークを処理する半導体チップの近くに、電気信号と光信号を変換する光エンジンを配置する。従来の着脱式光トランシーバーを利用する構成と比べ、高速な電気信号が基板上を移動する距離を短縮できる。電気信号の伝送に伴う電力消費や損失を抑えられる可能性があり、GPUを多数接続するAIデータセンター向けの技術として注目されている。
検証環境にはBroadcomのイーサネットスイッチ用チップ「Tomahawk 6」と光エンジン「Davisson」を搭載したCPOスイッチを導入する。Tomahawk 6の公表仕様では、単一チップで102.4Tbpsのスイッチング容量を持つ。これは通信機器の内部で処理できる帯域の仕様値であり、KDDIの利用者向け回線が同じ速度になるという意味ではない。製品メーカーの性能値と、KDDIによる実環境での検証結果は区別する必要がある。
KDDIが評価するのは消費電力だけではない。分散学習や推論を想定したデータ通信について、パケットロス、輻輳制御、実効スループットなどを確認する計画だ。大量のGPUが同時にデータをやり取りする場合、通信の詰まりや損失が計算資源の利用効率に影響する。省電力化と安定した通信を両立できるかが検証の焦点となる。具体的な削減率や商用導入時期について、KDDIは今回の発表で確定値を示していない。
27日から展示、家庭向け光回線も検討
提携と共同検証に関する展示は、10月27〜28日の「KDDI SUMMIT 2026」で予定されている。会場は東京都港区のTAKANAWA GATEWAY Convention Centerで、事前登録制・参加無料。イベントはAIの社会実装をテーマに、通信インフラやAIエージェントなどを扱う。展示が行われることと、CPOスイッチの本番導入が完了したことは別であり、現段階は技術評価の取り組みとして捉えるのが正確だ。
データセンターから宅内ネットワークへ
両社はAIデータセンターに加え、家庭向けブロードバンドにも協力範囲を広げる考えを示した。Broadcomの光電変換技術に関する知見を活用し、次世代FTTH(光ファイバーによる宅内通信)への移行を検討する。KDDIはデータセンター、海底ケーブル、APNや6Gなどを組み合わせる「デジタルベルト構想」を進めており、今回の提携もその通信基盤強化の一環と位置付けられる。
一方で、今回発表されたのは提携と共同検証の開始であり、家庭向けサービスの提供日、料金、回線速度の改善幅は公表されていない。BroadcomはCPO製品の省電力性能を紹介しているが、その数値がKDDIの設備でそのまま再現されるとは限らない。実用化の判断には、実測した電力削減効果だけでなく、通信の安定性、保守性、導入コストなども重要になる。今後の検証結果と商用化に関する追加発表が注目される。
みんなの反応
55件GPUを増やすほど通信側の電力も重くなるのか
102.4Tbpsって数字の桁がすごいなw
これが一般家庭の回線速度になるわけではないのね
省電力化できるならデータセンターには大きそう
まずは実測値が出てから判断したいところ
CPOって光をチップの近くまで持ってくるのか
ネットワークが詰まるとGPUも待たされるんだな
速度より電力効率を重視する時代なのかも
展示だけで実用化済みと思わないようにしたい
光電融合って言葉は聞くけど仕組みは難しい
消費電力だけでなく保守費も気になる
家庭向けFTTHまで話が広がるのは意外だった
データセンターと家庭では要求が違いそう
AIの性能向上には通信基盤も重要なんだね
輻輳制御の結果も公開してほしいな
省エネ効果がどれくらい出るのか楽しみ
実装コストが高すぎたら普及は難しそう
電気信号の距離を短くする発想が面白い
通信機器の発熱も減るならありがたい
パケットロスをどこまで抑えられるんだろう
GPUだけじゃなくスイッチも進化してるんだ
102.4Tbpsはあくまで装置側の容量なのね
Broadcomの技術を国内で試すのは興味深い
省電力の数値は測定条件もセットで見たい
実効スループットの結果を早く知りたい
故障したときの交換作業が大変にならない?
光エンジンの耐久性も気になるポイント
AI学習の通信待ちが減るなら効果は大きい
まだ検証段階なら導入時期は読めないな
高輪のイベントで実物を見られるのかな
一般利用者には遠い話だけど将来性はありそう
データセンターの電気代って相当な規模だよね
国内のAI基盤にも競争力が必要だと思う
光トランシーバーの置き換えは簡単なのかな
性能と省電力の両立はなかなか難しそう
通信の安定性まで測るのは重要だと思う
次世代FTTHの具体像はまだこれからか
家庭回線がすぐ速くなる話ではない点は大事
GPU間の通信ってそんなに負荷があるんだ
電力効率が上がれば運用コストにも効きそう
実験で良くても商用環境は別の課題があるよね
部品の調達性も採用判断に関係しそう
大規模なAI学習では細かなロスも積み重なる
新技術は修理しやすさも評価してほしい
AI時代はネットワーク設計がさらに難しそう
数字だけ見て家庭で100Tbpsとか勘違いしたw
光電融合の標準化も進んでほしい
こういう裏方の技術発表は結構好き
結果が出たら従来構成との比較表が欲しい
電力削減の検証にどれくらい時間がかかるのかな
家庭向けへの応用はまだ構想段階なんだね
高速化より安定性を優先してほしい気もする
日本の通信会社が直接検証するのは意味がある
発熱や冷却設備への影響も見てみたい
今後の追加発表で実際の効果が分かるといいな
一致する反応はありません。
情報元
- newsroom.kddi.com リンク先:newsroom.kddi.com
- www.broadcom.com リンク先:www.broadcom.com
- investors.broadcom.com リンク先:investors.broadcom.com
- newsroom.kddi.com リンク先:newsroom.kddi.com
- www.kddi.com リンク先:www.kddi.com





あなたはどう思う?
コメントは投稿後すぐに公開されます。個人情報や不適切な内容は投稿しないでください。
コメント
まだコメントはありません。