ServiceNow、AI権限管理「AI Passport」発表

米ServiceNowは2026年10月15日(現地時間)、企業内で動作するAIエージェントの権限を実行時に確認する新ソリューション「AI Passport」を発表した。日本法人は10月23日付で発表内容を日本語で案内した。自社製だけでなく、外部企業のエージェントや、ツール接続に使われるMCP(Model Context Protocol)サーバーも対象とする。
AIエージェントは文章を生成するだけでなく、データ参照、API呼び出し、別のエージェントへの処理委任を行う。こうした連携では、最初の指示が適切でも、途中の操作が許可範囲を超える可能性がある。AI Passportはエージェントごとに暗号署名付きの資格情報を持たせ、実際に操作する時点で権限を照合する構想だ。
許可外の操作を実行時に制御
資格情報は管理基盤「Super Intelligence Control Tower」が発行し、構成管理データベース(CMDB)、ガバナンス・リスク・コンプライアンス(GRC)の方針、業務上の承認などを権限判断に反映する。許可された処理は続行し、逸脱があれば操作の制限、権限の取り消し、停止など段階的な対応を行う設計で、監査用の記録も残す。
特に複数のエージェントが作業を引き継ぐ場合、委任のたびに利用可能な操作範囲を検証し、必要に応じて狭められる点が特徴だ。外部製エージェントが自ら申告する権限だけに依存せず、発行側の認可記録を確認できるようにする。これにより、誰が何を承認したかを追跡しやすくする狙いがある。
NVIDIA連携とAI利用の可視化
ServiceNowはNVIDIAを設計・提供開始に向けたパートナーと位置付ける。NVIDIAのOpen Agent Safety Platformに含まれる「OpenShell」や「Sentry」を活用し、AIエージェントの実行環境で権限ポリシーを適用する実装を進める。10月21日にはソフトウェアとハードウェア双方で権限を強制する連携構想も改めて公表した。
併せて管理基盤には、管理部門が把握していない「シャドーAI」の検出、400種類以上のコネクターによるAI資産の発見、利用者・部門別の費用追跡、AI利用コストと成果の比較などを追加する方針だ。生成AIの導入数だけでなく、アクセス権や費用対効果まで一元的に扱うことを目指す。
提供予定と残る確認点
AI Passport、シャドーAI検出、AI Cost Managementは2026年第4四半期の提供開始予定であり、10月23日時点で一般提供が始まったという発表ではない。料金、国内での具体的な提供日、すべての外部エージェントとの互換性は確認できない。導入を検討する企業は、認可の失効速度、障害時の挙動、既存のID管理との接続条件を製品提供後に検証する必要がある。
みんなの反応
55件AIにも権限の境界線を引く時代か。
名前はわかりやすいw
停止できる仕組みは企業利用だと重要だね。
権限を誰が発行するのかが気になる。
複数エージェント間の委任が難しそう。
これ、MCPサーバーまで対象なのは大きい。
誤判定で重要な処理が止まったら、誰が復旧判断するのかまで決めないと困りそう。
AIが勝手に本番環境を触るのは怖い。
監査ログだけでは遅い、という発想は納得。
発表だけでまだ一般提供じゃないのね。
価格次第では中小企業には厳しいかも。
OpenShellとの連携は、設計の説明より実際に権限逸脱を止めるデモを見て判断したい。
そもそも設定する権限が雑なら意味ないよね。
権限の失効がどれくらい速いか気になる!
既存のIAMとどうつながるんだろう。
運用担当の仕事はむしろ増えたりして。
管理外AIを見つける機能は助かりそう。
400以上のコネクターってかなり多いな。
経理担当には助かる!
エージェントが増えるほど必要になる仕組み。
自動停止と人間の承認の線引きが難しい。
安全性を担保する側も障害を起こしそう。
権限管理の設定ミスは防げるのかな?
権限の細分化が進むほど、設定ミスを見つけるための監査機能も同時に必要になりそう。
社内で誰が責任者になるのか問題だな。
これが普及するとAI導入の稟議が通りやすい?
導入後の運用コストも見積もりたい。
権限が細かすぎると管理が地獄になりそうw
AIの動作範囲を可視化できるのは良い。
他社製エージェントにも効くのは便利そう。
データ持ち出し対策として期待したい。
停止判断も慎重にしたい。
実装よりポリシー設計が難しそうだ。
ログを後から追えるなら事故調査に役立つ。
AIを使うほどセキュリティ製品も増えるな。
導入時の設定テンプレートが欲しい。
人間の承認が必要な場面は残してほしい。
使い勝手と安全性の両立が課題だね。
プロンプト注入を全部防げるものではないし、認可の制御と入力検証は分けて考えたい。
社外のMCPツールは特に慎重に扱いたい。
権限の委任先まで追跡できるのはいいね。
ゼロトラストの考え方に近い気がする。
Q4予定なら実機評価はこれからか。
現場の人が設定を理解できるかが鍵。
どの操作をブロックしたか見やすくしてほしい。
実際の事故削減率や誤検知率が出るまで、導入効果を数字で語るのは難しいと思う。
企業のAI管理が一段階進みそう。
ベンダーをまたいで動くなら便利!
管理基盤が落ちた時の挙動も気になる。
デバッグ大変そうだw
AIにIDを持たせるのは自然な流れだと思う。
認証と認可の違いを意識する機会になるね。
発表内容と実際の提供機能は分けて見たい。
とりあえず料金と日本での開始日待ち。
署名付き権限だけでなく、実行前の強制力を検証すべき(投稿の要旨)
一致する反応はありません。
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